お墓のかたちや、墓所の広さに決まりはあるのでしょうか。
よく墓相学なるものによって、お墓のかたちに基本があるかのように言われますが、仏教と墓相学といわれるものとは何の関係もありません。
敷地の広さもお墓のかたちも、ご予算や立地条件、その他、施主のお考えによって、バランスよくお決めになればよいでしょう。
結論としては「思い立ったが吉日」で、お墓を建て、ご先祖がやすらぐ場を供して親孝行をする気持ちがあればいつでもかまいません。
何かのけじめがあると良いという場合には、ご親類やご家族が一堂に集まる法事の時や、お彼岸やお盆の時期を選ばれるのがよいでしょう。
はい。それは寿陵墓といって、奉建したほうが落ち着いて暮らせるので、幸いが訪れるといわれています。
寿陵墓を最初に建てたのは、聖徳太子さまです。
以来、その例は現在にいたるまで数多く見られます。
お墓は東南向きがいいと聞きますが、他の方位ではだめなんでしょうか。
お墓の方位が決まっているわけではありません。
要は私たちの生活環境と同じで、よく日があたり、水はけが良く、気持ちよい環境の中でご先祖をお供養するということなのです。